漢方治療では漢方の服薬以外に“養生”が重要なウェートを占めていると考えております。治療効果を高めるために生活習慣の歪みを是正するのがとても大事だとご説明し、是非患者さんご自身が主体となって、医師と協力し合いながら体の不調を治して頂ければと思います。
漢方治療は、一人ひとりの患者さんの体質や自覚症状を重視し、QOLの向上を目指す「心身一如」すなわち病気を診、さらには人を診る医療であり、心身に優しい治療とも言えます。
しかしながら、漢方治療にも、得手不得手があります。 一般に漢方が劇的に効果をあらわすのは、自律神経が関与したもの、免疫機構が関与したもの、内分泌系が関与したもののいずれかであることが多いと言えます。
その一方で、漢方の弱点としては、手術を要する疾患(例えば、がん)、細菌感染症(例えば、肺炎)といったものが挙げられ、こうした病気があることがはっきりしているときは漢方だけにこだわる必要はなく、西洋医学的アプローチも大切になります。
小金井つるかめクリニックには、140種類以上の漢方エキス剤がそろっています。診療の後、処方せんをもとにクリニック内の薬局でお薬をお渡しいたします。(煎じ薬ご希望の方は、院外処方せんになります。)
エキス剤とは一度煎じた漢方薬を凍結乾燥させたもので、顆粒、細粒、カプセル剤、丸剤などの剤形があります。エキス剤は煎じる手間がないので服用のし忘れが少なく、外に出かけるときに携帯するにも便利です。
がん治療中・治療後の患者さんを漢方薬が支えます。
厚生労働省が2003年に実施した調査によると、がんと診断された時点で働いていた人のうちの31%が依願退職しています。
治療による体力や気力の低下、退院後の通院治療が重なり、「会社に迷惑をかけてしまう」と退職される方が多いようです。
漢方薬は、がんと診断された時から、倦怠感、気力低下、食欲不振、便通異常、しびれ、浮腫、冷えなどの症状の緩和、治療中や治療後の回復まで患者さんを支える力になります。
お気軽にご相談ください。
漢方診療においては、望診、問診、聞診、切診といった漢方特有の診断を行います。
体に触れて診断することで、現代医学でいう触診を意味します。この切診で特に重要なのは、脈診と腹診です。脈診は脈を診ることです。両手首の動脈に指をあてて、脈の力や速さを確認します。腹診は腹部を診ることです。腹部を触り、充実度や圧痛点を確認します。
これらの漢方的なものさしによって、個々の症状や全身状態を総合的に判断します。証は体質ともいえます。これらの個別的な所見を証といいます。証が決まるとそれに対応する漢方薬が決まります。
最新の検査データ(健康診断結果、あるいは他院の検査結果)があれば、必ずご持参ください。
投薬の安全性を確認するため、受診の際に血液検査、尿検査、CT等の各種検査をさせていただくことがあります。
問診・舌診(舌を診ます)・脈診・腹診(お腹をさわる)を含めた診察を実施します。
※舌苔を歯ブラシなどでこすり取ると、診察に差し支える場合がございます。
※脈診をいたしますので、腕時計や袖口のボタンは予め外してお待ちください。
※ボディスーツの着用はご遠慮ください。
診察終了後は、外来受診と同じです。外来受診の流れはこちら
お薬のお渡し、お会計がございますので、受付前の待合椅子にお掛けになってお待ちください。
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時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 | 岩下 (第2・4) |
小林(千) | 西元 | |||
午後 | 岩下(第1・2・3・5) | 青木(優) | 小林(千) | 岩下 |
卒業大学 | 1975年 東京医科歯科大学医学部卒 |
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主な経歴 | 東京医科歯科大学脳神経外科学教室入局 アメリカ国立保健研究所(NIH)にて脳梗塞の研究 国立横須賀病院「脳神経外科」 東京都養育院付属病院「脳神経外科」を経て 医療法人社団 つるかめ会設立 東京医科歯科大学老年病内科臨床教授 若手臨床のアメリカ留学制度「N Program」主宰 |
専門領域 | 漢方:日本東洋医学会認定漢方専門医 脳神経外科:日本脳神経外科学会認定専門医 老人医療 厚生行政 国際医療 |
卒業大学 | 順天堂大学医学部 卒業 |
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主な経歴 | 慶應義塾大学小児科研修医、その後順天堂大学皮膚科入局、順天堂江東高齢者医療センター皮膚科、江東病院皮膚科を経て、現在順天堂大学総合診療科漢方外来非常勤 |
専門領域 | 漢方一般(漢方専門医) 皮膚科一般(皮膚科専門医) |
卒業大学 | 2001年 金沢医科大学卒 |
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主な経歴 | 金沢医科大学病院 福井赤十字病院 山本組合総合病院 岩手県立中部病院 岩手医科大学病院 |
専門領域 | 麻酔一般 ペイン一般 漢方一般 麻酔科標榜医 日本麻酔科学会専門医 日本東洋医学会漢方専門医 |
卒業大学 | 東京大学 2007年卒 |
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主な経歴 | 東京大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科 専門研修医 慶應義塾大学大学院医学研究科 医学研究系専攻 博士課程にて日本学術振興会特別研究員として慢性骨髄性白血病の基礎研究 国立がん研究センター東病院 血液腫瘍科 医員 北里大学東洋医学総合研究所 漢方研修プログラム修了 医療法人社団鉄医会 ナビタスクリニック川崎 |
専門領域 | 日本内科学会 総合内科専門医・認定医 日本東洋医学会 漢方専門医 日本臨床漢方医会 漢方家庭医 医学博士 |