睡眠時無呼吸外来Sleep Apnea Syndromeについて
大きないびきの原因は、睡眠時無呼吸症(Sleep Apnea Syndrome:SAS)かもしれません。
次のような症状はありませんか?
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠中に何回も呼吸が止まりぐっすり眠ることができない病気です。 「いびき」「昼間の強い眠気・疲労感」「起床時の頭痛」「眠っても熟睡できない」などありますので、これらの症状がある方は検査を受けられることをお勧めします。
潜在患者は人口の2~3%といわれ、放っておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに陥るといわれています。
また日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど社会生活に重大な悪影響を引き起こします。
睡眠時無呼吸症候群の原因について
1.舌、アデノイドや扁桃の肥大、首周りの脂肪などにより、上気道が狭くなることが原因となります。
2.肥満がなくても、小額症などであごが小さかったり、後退していたりして上気道が狭くなるとSASの原因になります。
検査の手順
簡易検査では呼吸の状態と血中の酸素飽和濃度を測定します。測定に必要なセンサーを指先と鼻に付けて眠るだけです。簡単にできる検査ですので、睡眠時無呼吸が心配な方に、まずお勧めする検査方法です。
② 精密検査:在宅ポリソムノグラフィー
簡易検査でAHI<40かつ、睡眠時無呼吸症候群が疑わしいと医師が認めた場合のみ対象です。
通常は、一泊入院で行う精密検査ですが、当院ではその簡易検査として「在宅ポリソムノグラフィー」を行っています。呼吸の状態、酸素飽和度の他に脳派など5カ所程度のセンサーを身体に装着します。
眼球運動や細かい脳波波形の精密検査はできないため、睡眠時無呼吸症候群以外の睡眠障害の診断はできません。問診や在宅ポリソムノグラフィーの結果からナルコレプシーやレストレスレッグス症候群などが疑われる場合には、入院検査が望ましいです。
睡眠時無呼吸症候群の治療法について
- 1.経鼻的持続気道陽圧療法(CPAP療法)が第一選択ですが、根治治療ではありません。
- 2.食生活や運動などの生活習慣の改善:肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症の治療も大切です。
- 3.口腔装置の装着、耳鼻咽喉科治療もあります。
※CPAP療法により突然死、交通事故などを減らすことはできますが、原因となっている生活習慣病の治療が重要です。
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睡眠時無呼吸外来休診情報
医師紹介
田中 真人(たなか まこと)
卒業大学 |
東京大学医学部 |
主な経歴 |
1988年 三井記念病院 外科研修医
1992年 三井記念病院 呼吸器センター外科医員
1994年 聖路加国際病院 胸部外科医員
1998年 東京大学医学部附属病院 呼吸器外科助手
2003年 茅ヶ崎市立病院 呼吸器外科部長
2010年 JR東京総合病院 呼吸器外科部長
|
専門領域 |
日本胸部外科認定医
日本呼吸器内視鏡学会指導医
呼吸器外科専門医
日本外科学会指導医 |
受診される方へのメッセージ
私は胸部疾患(肺や縦隔、胸壁疾患)の手術を多数手がけてきましたが、特に肺癌の手術を得意としていました。肺癌の手術の基本は肺葉切除とリンパ節郭清です。右肺は上葉、中葉、下葉の3つ、左肺は上葉と下葉の2つの肺葉があり、平均的な容量比は右上葉:右中葉:右下葉:左上葉:左下葉=3:2:5:5:4といわれています。このため、術前の呼吸機能に異常がない患者さんにとって肺葉切除術後の呼吸機能の低下は問題にならないことが殆どです。
しかし、最近では肺葉切除まで行わなくても根治性が得られる早期肺癌症例が見つかるようになりました。具体的には、腫瘍からある程度の距離を確保したところで肺を部分切除するだけにとどめます。現在ではロボット手術が主流となり、小さな傷で安全に肺癌の手術を受けていただけるようになりました。
CT画像を拝見させていただければ、その患者さんにとって最善の治療方法(例えば手術がよいか、手術以外の治療方法がよいか、また手術を受けていただくとしたら、どんな術式が理想的であるか、など)を提案できると思いますので、次のような方は当クリニックへ是非お越しください。
① 健診の胸部レントゲンで異常があります、と言われた方
② 胸部CTを受けられて治療が必要です、と言われた方
③ 肺癌が心配な方
ご来院をお待ちしております。
小川 ゆかり(おがわ ゆかり)
卒業大学 |
2006年 日本医科大学卒 |
主な経歴 |
2006年 日本医科大学武蔵小杉病院 内科
2010年 鶴見大学歯科部附属病院 内科
2011年 杏林大学医科部附属病院 第一内科
2017年 杏林大学医科部附属病院 第一内科 助教
|
専門領域 |
内科一般(内科認定医 総合内科専門医)
呼吸器内科(日本呼吸器学会専門医) |
受診される方へのメッセージ
2019年4月から当クリニックで呼吸器内科外来を担当させて頂いております。
風邪、肺炎などの感染症、気管支喘息、間質性肺炎など、丁寧に診察し、しっかりとした診断・治療を行っていきたいと思います。長引く咳には様々な原因があります。お困りの方はぜひご相談下さい。
また、睡眠時無呼吸症候群や禁煙外来も行っており、将来起こりうる合併症を防ぐためのお手伝いが出来ればと思います。気軽にご相談下さい。よろしくお願い致します。
山田 敦子(やまだ あつこ)
卒業大学 |
杏林大学医学部卒 |
主な経歴 |
杏林大学医学部付属病院 呼吸器内科・感染症科 |
専門領域 |
日本内科学会内科認定医 |
受診される方へのメッセージ
呼吸器一般を診させて頂いております。受診された方の症状を少しでも軽減できるような診療を心がけております。睡眠時無呼吸症候群や禁煙外来も行っておりますので気軽にご相談ください。どうぞ宜しくお願いいたします。
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